大阪女の徒然日記

交際半年で復縁婚した三十路女が語る恋愛や結婚や育児・子育てのあれこれ

口唇口蓋裂の私が「コウノドリ」を観た感想。

こんにちは、ママライターのゆきです。


12月4日に放送されたドラマ「コウノドリ」で、妊婦検診の際に赤ちゃんが口唇口蓋裂だと宣告される妊婦さんのお話がありました。
その後、このブログにたくさんの方が見にきてくださったようです。ありがとうございます。
 

私自身、口唇口蓋裂で生まれてきたのですが、ドラマを見て「こんなにリアルでいいの!?」と驚きました。
というのは、実際の口唇口蓋裂の赤ちゃんの画像や写真が使われていたから。鼻から口にかけて裂けている赤ちゃん。ドラマを観ていてびっくりした方もいらっしゃったのではないでしょうか。
 
口唇口蓋裂の赤ちゃんはだいたい生後3ヶ月、体重が生まれた時の体重から2倍ほどになったら、最初の手術を行います。
生まれてから手術までの期間が短いことや、家族の心情もあるので(赤ちゃんを好奇の目に晒したくないなど)、患者さんの家族ではない限り、がっつり割れた状態の赤ちゃんを見たことがある人はほぼいないと思います。
それがドラマの中でしっかりと出てくるなんて!
 
私もその頃の写真はありません。生まれたての顔がどんなだったか、ちょっと気になります。
私が生まれた頃はエコーそのものが無かったので、生まれて初めて口唇口蓋裂だと分かりました。
ドラマでは形成外科の先生に連絡をしているシーンがありましたが、私の場合、親は病気に関する知識も全くないまま、病院探しをしたり、この病気で生まれた私を受け入れていかなくてはなりませんでした。
もちろん、今でも口唇口蓋裂と分からないまま生まれてくる赤ちゃんもいると思います。
 
 
このドラマは以前から観ていたのですが、低体重の赤ちゃん(いわゆる未熟児)や、生まれたて!?と思うような低月齢の赤ちゃんが登場するんです。撮影なんかして大丈夫なのかと見ているこちらがハラハラするぐらい。
それぐらい真剣に、リアルにこだわってドラマを製作しているんでしょうね。
そのようなドラマで口唇口蓋裂が取り上げられたことはとても価値があること。
 
ドラマの中でも言われていましたが、口唇口蓋裂は手術をすれば良くなる病気です。
ちょっとびっくりするような見た目、それが普通の印象だと思います。ですが、ゆっくりと焦らずにこの病気と付き合えば、傷はほとんど分からなくなります。
 
今回のお話を通して、少しでも口唇口蓋裂のことを知ってもらえたら嬉しいです。
私自身のことも以前のブログにいくつか書いています。この記事のタイトル部分のすぐ下にカテゴリーがありますので、そちらからどうぞ。
 
 
余談ですが、ある方から聞いた話。
コウノドリに出ている綾野剛さんとゲスト出演していた小栗旬さんはとても仲が良いみたいです。
一緒にご飯を食べている時、演技について真剣に語り合うことも多いのだとか。
私の知り合いは「努力すれば演技がうまくなるんだったら、いくらでも努力するよ。」という話をしていたのを聞いたそうです。
勝手な印象でなんかチャラチャラしてる人なんかなと思っていたけれど(すみません…)、二人ともとっても真面目でプロフェッショナルなんですね!
 
 
では今回はここまで。
ではでは!