大阪女の徒然日記

交際半年で復縁婚した三十路女が語る恋愛や結婚や育児・子育てのあれこれ

出産にまつわること(会陰切開や子宮口などについて)

こんにちは。

ママライターのゆきです。

前回の記事で出産記録は終了したのですが、もう少し出産にまつわる情報を書いていきたいと思います。
 
※あくまで個人の体験であり、全ての人が同じ体験をされるわけではありません。
※陣痛促進剤を使った出産だったので自然分娩とは少し違います。(詳しくは前回までの記事を読んでください。)

 
 
 
◎出産当日、子宮口は何cm開いていたか
金曜日に一回目の陣痛促進剤の投与を受けた時は、まだ1cmしか開いていませんでした。
1cmしか開いていないのに出産まで持っていけるんだな〜と驚きました。(それぐらい急いで赤ちゃんを出さないといけない状態だった)
 
 
◎陣痛促進剤の投与方法
点滴でした。詳しい単位は分かりませんが、少量から始まって、時間の経過とともに量を増やしていくというものでした。
量は厳正に決まっていて、午前中投与してみて本陣痛に繋がらなければ、翌日以降に持ち越しでした。
 
 
◎出産当日の浣腸について
しませんでした。
でも「いきむ」って普段ウ◯チを出す時に使う筋肉と同じだったので、一緒に出ちゃったという話もよく聞きます…
 
 
◎出産当日の看護師さん・助産師さんの対応
陣痛室には常駐しておらず、1時間に1回は様子を見に来るような感じだったと思います。
そばにいてくれるだけで心強かったのでもっと一緒にいてほしかったけど…(笑)
ただ、すぐ隣がナースセンターだったので、赤ちゃんのモニターに異常があったりすればすぐ来てくれました。(機械が私のお腹からズレて赤ちゃんの脈が正常に取れなくなった)
また、こちらがナースコールを押したり、付き添いの人がナースセンターに呼びに行けばすぐに来てもらえました。
 
 
◎会陰切開について
しませんでした。
でも分娩台に上がると助産師さんがまるでゴム手袋を広げるみたいに、出口をぐわーんぐわーんと広げてくれました。
内心うそでしょ〜と思ったのですが、旦那に後で確認したら「うん、広げてたね。」…
結局少しだけ切れてしまったので、先生に縫ってもらいました。麻酔有りだったので痛み無し。
 
 
◎出産にかかった時間
母子手帳を見ると4時間55分と書いてあります。
初産の平均所要時間が12時間なので、この時間はかなり早いほうといえます。
考えつく要因といえば…
・陣痛促進剤を使ったこと
・子どもが2,360gと小さかったこと
・もしかしたらよく歩いていたこと
でしょうか。
 
と言っても、同じ日に陣痛促進剤を使って出産した人は16時間かかっていましたし、こればかりは個人差が大きいと思います。
 
 
 
以上、思いつくままに書いてみました。
また何か思い出したら書きますね。
 
それではまた!
 

羊水が無い?赤ちゃんは低体重児!陣痛促進剤を使った出産の記録(4)

こんにちは。

ママライターのゆきです。
いよいよ出産記もラスト!
運命の1日が始まります…
 
 
以前の記事はこちら!
 
 
 
妊娠38週2日。
前週の金曜日に打った陣痛促進剤では本陣痛に繋がらず、土日を挟んで、この日は月曜日。
 
「土日は何もすることがないので家に帰ってもいいよ。」と言われていましたが、急に産気づいたりしたら怖いので病院で過ごしました。
 
大部屋なのでみんなが幸せそうに赤ちゃんのお世話をしているのが見えます。
なのに自分のベッドにだけ赤ちゃんがいない。
それが悲しくて、不安で、でも産まれたらもう後戻り出来ないんだ!という気持ちにもなって。複雑な気持ちのまま週末が過ぎていきました。

 
 
 
金曜日と同様、10時に陣痛室へ。
モニターを付けて陣痛促進剤の点滴を始めます。
金曜日とは違って、陣痛室は静かで、ラジオからレミオロメンの3月9日が流れているのが聞こえていました。穏やかな朝です。
 
この日はお昼ご飯を食べる前から明らかに痛みが強くなってきました。
金曜日とは明らかに違う、これは本陣痛だ!
痛みの感覚はさっそく5分を切っています。
それでも付き添ってくれていた母と雑談する余裕がありました。お昼ご飯も完食したし…
 
 
 
13時半になると、もう腰が仰け反るような痛み。
「痛い〜痛い〜」と声も出てしまうぐらい。
痛みの波がくると、母がゴルフボールで恥骨のあたりをグリグリ!こうすると少し痛みが和らぐような…
 
何度か様子を見に来てくれた助産師さんに
「痛いって言える間は産まれないよ〜」と言われていたのですが、14時過ぎに内診をしてもらったところ、
「そろそろ旦那さんを呼んでくださいね〜」という言葉が!
 
痛みをこらえながら旦那に慌ててLINE。
旦那は病院の近所で仕事をしているので、すぐに飛んできました。
 
 
 
 
この頃になるともう痛みはピーク(今思えば)だったのですが、「障子の目が数えられなくなるぐらい痛くならないと産まれない」と何かで見たので(笑)うーん、まだ目はしっかり見えている…もうこんなに痛いのにまだまだか…と思いながら呻いていました。
 
これが結果的には良かったのかも。
 
 
 
 
産後、陣痛の痛みってどんなもの?って何度も聞かれたのですが、説明が難しい…
人によって感じ方がかなり違うみたいです。腰が痛かった人、お腹が痛かった人、痛みが出る場所もそれぞれ。
私はギョエー!と腰が引けるような痛みで、新感覚の痛みでした。だから例えようがなくて。場所は骨盤が痛いタイプでした。
 
 
 
 
次に助産師さんが来てくれた時、「いきみたい感じがしたら分娩台に行きましょう!」と言われたのですが、私、実はそれが出産する瞬間になっても分からなかったんです!
 
 
陣痛は、お腹を壊していてトイレで出してしまいたいのに我慢しなくちゃいけない感じ
という表現をよく聞いていました。
そのいきみたいのを我慢する、いわゆる「いきみ逃し」というのが一番辛かったと。
 
そう聞いていたのに、全然そんな気配がない〜!
 
 
 
 
痛みはドンドンドンドン止まることなく、間隔も1分を切っていました。
そこで助産師さんに「いきみたい…ような気が?します…」と伝えたら、とうとう分娩台に行く許可が出ました。
 
この時、15時頃。
 
 
 
分娩台に上がると、不思議なことに痛みが消えました。
もうすぐ、もうすぐだ!
びっくりするほど力が湧いてきました。
恐らくアドレナリンが爆発していたんだと思います。
 
 
「ちょっと枕の位置が合わないので変えます!」と助産師さんたちに宣言して、分娩台にある枕を自分好みの位置に動かす余裕も。
「今はメガネを外すけど、頭が出てきたらメガネを私に渡してね」と旦那に指示まで(笑)
 
 
そこで助産師さんの手で破水させてもらいました。なんとも言えない感覚。「わぁ」と叫びそうになりました。
 
その後、助産師さんに「いきみたくなったらいきんでね。」と言われたのですが、先ほども書いた通りそれがよく分からない。
なので自分の呼吸が整った時にうーんといきみました。
「目は閉じない、声は出さない」ように言われながら何度もいきみます。
 
 
 
「あ、頭が出てきたよ〜!」
1時間ほど過ぎた時、助産師さんが言いました。
「もう肩で息をしてね。ハッハッハッと息をしてください!」
 
ハッハッハッ
ぐぐぐ….するん。
 
 
平成27年3月9日
16時21分
2,360gの我が子が産まれてきました。
 
泣くかな、と思っていたけれど、私も旦那も泣きませんでした。
幸せすぎて、泣く余裕が無かった。
 
あらまぁ、本当に人間がお腹に入っていたのね!
 
 
 
初乳を与えるために、胸の上に置いてもらった我が子。
すぐにおっぱいを探し出す姿に感動しました。
 
 
 
 
こうして私の妊娠生活は4時間55分の出産を以って終了しました。
長い間読んでいただきありがとうございました!
 

羊水が無い?赤ちゃんは低体重児!陣痛促進剤での出産の記録(3)

こんにちは。

ママライターのゆきです。

 

すっかり更新が遅れてしまっていましたが、私の出産体験記はいよいよ!陣痛促進剤の投与の回です。

 

以前の記事はこちら!

 

 

 

 

さて、破水したわけでもないのに、羊水が少ないと言われ続けて、とうとう38週の検診では羊水がほとんど無くなってしまった私。

 

陣痛促進剤で早めに赤ちゃんを出しちゃいましょう!という先生の判断のもと、検診に来た時のまま入院することになりました。

 

入院の手続きを終えて、先生から陣痛促進剤を使うことに対するリスクについて説明がありました。

 

 

この薬はその名の通り陣痛を引き起こすものですが、

・薬が強く効きすぎてしまって過剰な陣痛が来てしまうことがあること

・それによって子宮が破裂してしまうことがあること

・陣痛による強い子宮収縮を受けて赤ちゃんに影響が出てしまう場合があること

という副作用がまれに出ることがあると言われました。

 

 

特に私の場合は羊水がほとんど無いのが大きな不安材料でした。

羊水は赤ちゃんを守るクッションのような役割をしています。それが無いということは、陣痛の時に子宮が強く収縮をすると直に子宮の壁に押しつぶされてしまったり、へその緒が締め上げられて赤ちゃんが呼吸できなくなってしまう可能性があるということ。

ひどい場合は脳性麻痺になってしまう場合もあるのだそうです。

 

 

 

そういった説明を受けて、「じゃあ陣痛促進剤の投与の同意書にサインしてね〜」と言われる私。

 

いや、じゃあ…って言われてもめっちゃ怖いやん!

 

リスクといっても、こういう問題が起こるのは0.02%(すみません。ちゃんと覚えてないのでこの確率は正確ではありません)だけだから!って言われて

 

「ほな安心ですわ〜」なんて言えない。

 

でも今まさに赤ちゃんが苦しいかもと思うと、もうやるしかない!という気持ちでサイン。

不安はめっちゃある。

それに、それに、自然に産みたかった。

でも出来ないならもう仕方ない。

出来ることを精一杯やろう。

 

 

 

いよいよ陣痛促進剤を投与する日。

自分のベッドで手術着のような前開きの服に着替えます。下着はパンツだけ。

大部屋だったので赤ちゃんが泣いたり、モニターの音がしたり、色んなことが気になって、昨晩はあまり眠れませんでした。

 

そして朝10時。

陣痛が起こっているわけでもないけど陣痛室に自分の足で向かいます。

 

中はさながら戦場。うめいたり、ぎゃー!と叫んだり、妊婦さんの反応はさまざま。カーテンで仕切られているけどみんな本当に辛そう。そして旦那さんはだいたいオロオロしてる(笑)

 

そんな戦場に無傷の私がひとり。もう壮絶すぎて、自分の何事も無さとのギャップがすごくて、ポカーン。さて、もうすぐ私も共に闘いますよ!

 

 

そんな気持ちで、私もお腹に赤ちゃんの心音を聞くモニターとお腹の張りを見る機械を付けて、点滴を開始。

 

30分ほどすると5分〜10分間隔で定期的な張りが!!

 

あらもう陣痛が来た!?でもあんまり痛くない?ん?張ってるのかな?

看護師さんとも談笑できる余裕あり。お昼ご飯もモリモリ食べたし。

看護師さんによると、子宮の収縮が弱いのでこれは本陣痛ではないらしい。

 

 

 

この日は金曜日。

午前中の投与を終えて本陣痛は来ないまま。

すると、また月曜日に仕切り直しと言われてしまいました。

 

え〜!!赤ちゃんは羊水が無くて苦しいのに月曜日までほったらかし??もう帝王切開してくれたらいいのに!

 

と思ったのですが、帝王切開は本当に最後の最後の手なんだなぁとこの時思いました。(病院によって方針は違うと思います)

 

 

 

出産記は次で終了!↓

羊水が無い?赤ちゃんは低体重児!陣痛促進剤を使った出産の記録(4) - 大阪女の徒然日記

羊水が無い?赤ちゃんは低体重児!陣痛促進剤での出産の記録(2)

こんにちは。

ママライターのゆきです。

では早速、2015年3月の出産記の第2回。

36週にして羊水が少ないと診断され、なんとか持ちこたえていた私でしたが…

 

前回の記事はこちら!

 

 

 

 

38週の検診。

この日は、わざわざお父さんとお母さんが家まで迎えに来てくれて、病院に付き添ってくれました。

出産前には里帰りするつもりにしていたのですが、夫と離れるのが寂しくて、この時点ではまだ実家には帰っていなかった私。

 

 

病院の待合室でそわそわと待っていると、名前が呼ばれたのでお母さんと一緒に中へ。

手前が問診室、奥に内診室があって、この日も普段と変わらず、先に内診室に通されました。

お母さんは問診室で待機。

私は内診台のそばにあるカゴに下着を入れ、内診台に上がります。そして、先生がお腹をエコーで確認するのをドキドキしながら待ちました。

 

 

「羊水、減ってるね。」

「赤ちゃんもこの前から大きくなってない。」

「このまま入院して出産しましょう。」

 

担当の先生はとっても的確でサバサバした先生だったのですが、この時もあっさりした口調で言われました。

 

 

 

え、ええ〜!

赤ちゃんは大丈夫なの?そして、出産!?出産するの?もう?

と、頭の中はパニック状態。

私が内診台からおりて下着を着けている間に、先生はとっとと問診室に戻って、お母さんに全く同じ内容を告げていました。

 

お母さんはまだ冷静で、色々と質問をしてくれました。私だって親になるのだから、もっとしっかりしなきゃいけないのに、なかなか落ち着きを取り戻すことが出来ず。情けない…

 

 

出産の経験がある方は分かるかと思いますが、臨月にもなると「どうやってお産が始まるかな?」ということを何度も何度も考えるものです。

おしるしがあるのか、陣痛が来るのか、外で破水しちゃったらどうしよう!とか。

「病院に着く前に生まれてしまった」なんてニュースを聞いたら、恐ろしくて震え上がったり。

それが、何のきざしも無いのに「出産しちゃいましょう」と言われる。実感がない。

 

 

お母さんと一緒に聞いた話はこのような事でした。

・赤ちゃんは今の時点では元気。

・赤ちゃんが大きくなっていないというのは、お腹の中の環境が良くないということ。これ以上お腹の中にいると赤ちゃんが苦しくなってしまう。

・赤ちゃんは小さいけれど、すでに38週お腹にいるから、いま出てきても大丈夫。

・今日このまま入院、明日(金曜日)の朝から陣痛促進剤を投与する。

・明日で生まれなければ、次の月曜日に仕切り直し。

・異常が見られたら帝王切開になる場合もある。

 

 

とりあえず赤ちゃんの無事が分かって少し安堵。

その後、入院準備のため、いったん病院から出て、彼にも連絡。かなり驚いていましたが、仕事が終わったら病院に行くから!と言ってくれました。

彼も義両親も突然過ぎてみんななんだかソワソワ〜。

 

そして、私は里帰りもしないまま、入院生活に入るのです。

 

次回↓は陣痛促進剤の投与から出産に至るまで!

羊水が無い?赤ちゃんは低体重児!陣痛促進剤での出産の記録(3) - 大阪女の徒然日記

長くなりましたがお付き合いください。

ではまた!

 

明けましておめでとうございます。

2015年はあっという間の1年でした。
妊娠・出産・育児と盛りだくさんな1年。
ブログも始めて、たくさんの人たちに訪問していただきました。

最後のほう全然書けなかったけど…
また今年も色んな情報をシェアしていきたいと思っていますので、よろしくお願いします。

口唇口蓋裂の私が「コウノドリ」を観た感想。

こんにちは、ママライターのゆきです。


12月4日に放送されたドラマ「コウノドリ」で、妊婦検診の際に赤ちゃんが口唇口蓋裂だと宣告される妊婦さんのお話がありました。
その後、このブログにたくさんの方が見にきてくださったようです。ありがとうございます。
 

私自身、口唇口蓋裂で生まれてきたのですが、ドラマを見て「こんなにリアルでいいの!?」と驚きました。
というのは、実際の口唇口蓋裂の赤ちゃんの画像や写真が使われていたから。鼻から口にかけて裂けている赤ちゃん。ドラマを観ていてびっくりした方もいらっしゃったのではないでしょうか。
 
口唇口蓋裂の赤ちゃんはだいたい生後3ヶ月、体重が生まれた時の体重から2倍ほどになったら、最初の手術を行います。
生まれてから手術までの期間が短いことや、家族の心情もあるので(赤ちゃんを好奇の目に晒したくないなど)、患者さんの家族ではない限り、がっつり割れた状態の赤ちゃんを見たことがある人はほぼいないと思います。
それがドラマの中でしっかりと出てくるなんて!
 
私もその頃の写真はありません。生まれたての顔がどんなだったか、ちょっと気になります。
私が生まれた頃はエコーそのものが無かったので、生まれて初めて口唇口蓋裂だと分かりました。
ドラマでは形成外科の先生に連絡をしているシーンがありましたが、私の場合、親は病気に関する知識も全くないまま、病院探しをしたり、この病気で生まれた私を受け入れていかなくてはなりませんでした。
もちろん、今でも口唇口蓋裂と分からないまま生まれてくる赤ちゃんもいると思います。
 
 
このドラマは以前から観ていたのですが、低体重の赤ちゃん(いわゆる未熟児)や、生まれたて!?と思うような低月齢の赤ちゃんが登場するんです。撮影なんかして大丈夫なのかと見ているこちらがハラハラするぐらい。
それぐらい真剣に、リアルにこだわってドラマを製作しているんでしょうね。
そのようなドラマで口唇口蓋裂が取り上げられたことはとても価値があること。
 
ドラマの中でも言われていましたが、口唇口蓋裂は手術をすれば良くなる病気です。
ちょっとびっくりするような見た目、それが普通の印象だと思います。ですが、ゆっくりと焦らずにこの病気と付き合えば、傷はほとんど分からなくなります。
 
今回のお話を通して、少しでも口唇口蓋裂のことを知ってもらえたら嬉しいです。
私自身のことも以前のブログにいくつか書いています。この記事のタイトル部分のすぐ下にカテゴリーがありますので、そちらからどうぞ。
 
 
余談ですが、ある方から聞いた話。
コウノドリに出ている綾野剛さんとゲスト出演していた小栗旬さんはとても仲が良いみたいです。
一緒にご飯を食べている時、演技について真剣に語り合うことも多いのだとか。
私の知り合いは「努力すれば演技がうまくなるんだったら、いくらでも努力するよ。」という話をしていたのを聞いたそうです。
勝手な印象でなんかチャラチャラしてる人なんかなと思っていたけれど(すみません…)、二人ともとっても真面目でプロフェッショナルなんですね!
 
 
では今回はここまで。
ではでは!

羊水が無い?赤ちゃんは低体重児!陣痛促進剤での出産の記録(1)

こんにちは、ママライターのゆきです。


これまで、このブログで私が口唇口蓋裂であることや、クロミッドという排卵誘発剤を使ったことにより妊娠したことをお伝えしてきました。(以前の記事も見ていただけると嬉しいです!)

そのような背景はあったのですが、私の妊婦生活はとても順調でした。
つわりも想像より軽く、体重管理も問題なく、検診で指摘されることも特に無し。
妊娠9ヶ月に入ってもフルタイムで仕事をしていたので、仕事や家事に忙しく過ごしていました。
 
あえて挙げるとすれば赤ちゃんが小さめだと言われていましたが、先生はそのことが何か問題だと言うわけでもなく、私も自身が小柄だということもあって、「小さく産んで大きく育つといいな。」とあまり気にしていませんでした。
 
 
しかし、妊娠36週の検診に行った時のこと。
36週というと、一般的には「臨月」という時期。翌週には「正産期」に入って、いよいよいつ産まれても大丈夫!という、妊娠期間もクライマックスに近い頃なのですが、
 
「羊水が少ないなあ」
先生がぽつりと言ったのです。
 
 
えっ!羊水が少ない?
赤ちゃんは羊水に守られて生きているんだよね?
それが少ないってどういうこと?
突然の言葉にただ驚いて、頭の中がグルグル。
 
 
「羊水が少なくなって、赤ちゃんが苦しくなってしまったり、大きくならないのであれば、早めに出産をしてお腹の外で大きくしましょう、という判断することもあります。」
 
「でも現時点では危険な状態ではないから様子を見ましょう。」
 
 
それ以上の説明はなく、その日の検診はそれで終了。
それまでの検診では羊水の「よ」の字も出てきたことがなかったので、質問しようにも一体何を聞けばいいのか分からず呆然としてしまいました。
慌てて、帰りの電車の中で「羊水・少ない」と検索したのを覚えています。
 
 
 
インターネットで見てはじめて、
羊水には適量というものがあって、多すぎても少なすぎても良くないということを知りました。
そんなこと初めて知ったよ!親も周りのママ友もお母さん教室でも言われたことなかった!
 
羊水が少なすぎる場合、羊水過少症といわれます。
羊水は赤ちゃんを守るクッションのような役目を果たしているので、それが極端に少なくなると、赤ちゃんやへその緒が圧迫されてしまうという問題が出てきます。
 
 
へその緒が圧迫されると、血液の流れが悪くなるので、充分な酸素や栄養が赤ちゃんに届かずに赤ちゃんの健康が損なわれたり、発育が妨げられます。さらに、出産時は子宮が強く収縮するため、赤ちゃんが低酸素になり、仮死状態になることも。
 
赤ちゃん自身も子宮の壁に圧迫されているので、手足や関節が正常に発達せず、変形する可能性があります。
また、赤ちゃんは羊水を飲んで肺呼吸の練習をしながら肺の機能を育てているのですが、羊水が少ないとそれが出来ないため、肺が充分に育たず呼吸不全に。呼吸ができないということは、外の世界では生きていけないということ。
 
そもそも赤ちゃんの健康状態が悪かったり、先天性の障害を持っていることも多い。
といったことが書かれていました。
 
 
 
あまりに深刻な内容で、それまでお気楽な妊婦生活を送っていた私は正直めちゃくちゃびびりました。こわい。なんでこんなことに?
 
仕事で知らないうちにストレスがあったのかな、電車通勤で無理していたのかな、お腹が冷えていたのかな…
 
赤ちゃんが五体満足じゃなかったらどうしよう。と考えたことのないお母さんはいないと思います。
でも、いざ現実的な問題として突き付けられた時、私はどうしていいのか何も考えられませんでした。赤ちゃんが今まさにお腹の中にいるというのに。
 
 
なんとか悪化しないような方法がないか調べてみましたが、出てくるのは「安静にしておくこと」、「寝る時は体の左側を下にすること」、「水をたくさん飲む(なんと水を飲むと羊水が増えることがあるらしいのです!)」ぐらい。対症療法というか、しないよりしたほうがいいかな…程度のものでした。
 
それでも藁にもすがる想いで、
それから1週間、家事も最低限にして、水をたくさん飲んで、休める時はひたすら体の左側を下にして横になっていました。
 
赤ちゃん、どうか無事でいて。
 
 
 
1週間後、再び検診。37週。
「この前から羊水量は変わってないですね〜」
と言われてほっとしたのも束の間。
 
その翌週の38週の検診でまたどん底に落とされることになるのです。
それはまた次回の記事で。↓