大阪女の徒然日記

交際半年で復縁婚した三十路女が語る恋愛や結婚や育児・子育てのあれこれ

羊水が無い?赤ちゃんは低体重児!陣痛促進剤を使った出産の記録(4)

こんにちは。

ママライターのゆきです。
いよいよ出産記もラスト!
運命の1日が始まります…
 
 
以前の記事はこちら!
 
 
 
妊娠38週2日。
前週の金曜日に打った陣痛促進剤では本陣痛に繋がらず、土日を挟んで、この日は月曜日。
 
「土日は何もすることがないので家に帰ってもいいよ。」と言われていましたが、急に産気づいたりしたら怖いので病院で過ごしました。
 
大部屋なのでみんなが幸せそうに赤ちゃんのお世話をしているのが見えます。
なのに自分のベッドにだけ赤ちゃんがいない。
それが悲しくて、不安で、でも産まれたらもう後戻り出来ないんだ!という気持ちにもなって。複雑な気持ちのまま週末が過ぎていきました。

 
 
 
金曜日と同様、10時に陣痛室へ。
モニターを付けて陣痛促進剤の点滴を始めます。
金曜日とは違って、陣痛室は静かで、ラジオからレミオロメンの3月9日が流れているのが聞こえていました。穏やかな朝です。
 
この日はお昼ご飯を食べる前から明らかに痛みが強くなってきました。
金曜日とは明らかに違う、これは本陣痛だ!
痛みの感覚はさっそく5分を切っています。
それでも付き添ってくれていた母と雑談する余裕がありました。お昼ご飯も完食したし…
 
 
 
13時半になると、もう腰が仰け反るような痛み。
「痛い〜痛い〜」と声も出てしまうぐらい。
痛みの波がくると、母がゴルフボールで恥骨のあたりをグリグリ!こうすると少し痛みが和らぐような…
 
何度か様子を見に来てくれた助産師さんに
「痛いって言える間は産まれないよ〜」と言われていたのですが、14時過ぎに内診をしてもらったところ、
「そろそろ旦那さんを呼んでくださいね〜」という言葉が!
 
痛みをこらえながら旦那に慌ててLINE。
旦那は病院の近所で仕事をしているので、すぐに飛んできました。
 
 
 
 
この頃になるともう痛みはピーク(今思えば)だったのですが、「障子の目が数えられなくなるぐらい痛くならないと産まれない」と何かで見たので(笑)うーん、まだ目はしっかり見えている…もうこんなに痛いのにまだまだか…と思いながら呻いていました。
 
これが結果的には良かったのかも。
 
 
 
 
産後、陣痛の痛みってどんなもの?って何度も聞かれたのですが、説明が難しい…
人によって感じ方がかなり違うみたいです。腰が痛かった人、お腹が痛かった人、痛みが出る場所もそれぞれ。
私はギョエー!と腰が引けるような痛みで、新感覚の痛みでした。だから例えようがなくて。場所は骨盤が痛いタイプでした。
 
 
 
 
次に助産師さんが来てくれた時、「いきみたい感じがしたら分娩台に行きましょう!」と言われたのですが、私、実はそれが出産する瞬間になっても分からなかったんです!
 
 
陣痛は、お腹を壊していてトイレで出してしまいたいのに我慢しなくちゃいけない感じ
という表現をよく聞いていました。
そのいきみたいのを我慢する、いわゆる「いきみ逃し」というのが一番辛かったと。
 
そう聞いていたのに、全然そんな気配がない〜!
 
 
 
 
痛みはドンドンドンドン止まることなく、間隔も1分を切っていました。
そこで助産師さんに「いきみたい…ような気が?します…」と伝えたら、とうとう分娩台に行く許可が出ました。
 
この時、15時頃。
 
 
 
分娩台に上がると、不思議なことに痛みが消えました。
もうすぐ、もうすぐだ!
びっくりするほど力が湧いてきました。
恐らくアドレナリンが爆発していたんだと思います。
 
 
「ちょっと枕の位置が合わないので変えます!」と助産師さんたちに宣言して、分娩台にある枕を自分好みの位置に動かす余裕も。
「今はメガネを外すけど、頭が出てきたらメガネを私に渡してね」と旦那に指示まで(笑)
 
 
そこで助産師さんの手で破水させてもらいました。なんとも言えない感覚。「わぁ」と叫びそうになりました。
 
その後、助産師さんに「いきみたくなったらいきんでね。」と言われたのですが、先ほども書いた通りそれがよく分からない。
なので自分の呼吸が整った時にうーんといきみました。
「目は閉じない、声は出さない」ように言われながら何度もいきみます。
 
 
 
「あ、頭が出てきたよ〜!」
1時間ほど過ぎた時、助産師さんが言いました。
「もう肩で息をしてね。ハッハッハッと息をしてください!」
 
ハッハッハッ
ぐぐぐ….するん。
 
 
平成27年3月9日
16時21分
2,360gの我が子が産まれてきました。
 
泣くかな、と思っていたけれど、私も旦那も泣きませんでした。
幸せすぎて、泣く余裕が無かった。
 
あらまぁ、本当に人間がお腹に入っていたのね!
 
 
 
初乳を与えるために、胸の上に置いてもらった我が子。
すぐにおっぱいを探し出す姿に感動しました。
 
 
 
 
こうして私の妊娠生活は4時間55分の出産を以って終了しました。
長い間読んでいただきありがとうございました!