大阪女の徒然日記

交際半年で復縁婚した三十路女が語る恋愛や結婚や育児・子育てのあれこれ

羊水が無い?赤ちゃんは低体重児!陣痛促進剤での出産の記録(1)

こんにちは、ママライターのゆきです。


これまで、このブログで私が口唇口蓋裂であることや、クロミッドという排卵誘発剤を使ったことにより妊娠したことをお伝えしてきました。(以前の記事も見ていただけると嬉しいです!)

そのような背景はあったのですが、私の妊婦生活はとても順調でした。
つわりも想像より軽く、体重管理も問題なく、検診で指摘されることも特に無し。
妊娠9ヶ月に入ってもフルタイムで仕事をしていたので、仕事や家事に忙しく過ごしていました。
 
あえて挙げるとすれば赤ちゃんが小さめだと言われていましたが、先生はそのことが何か問題だと言うわけでもなく、私も自身が小柄だということもあって、「小さく産んで大きく育つといいな。」とあまり気にしていませんでした。
 
 
しかし、妊娠36週の検診に行った時のこと。
36週というと、一般的には「臨月」という時期。翌週には「正産期」に入って、いよいよいつ産まれても大丈夫!という、妊娠期間もクライマックスに近い頃なのですが、
 
「羊水が少ないなあ」
先生がぽつりと言ったのです。
 
 
えっ!羊水が少ない?
赤ちゃんは羊水に守られて生きているんだよね?
それが少ないってどういうこと?
突然の言葉にただ驚いて、頭の中がグルグル。
 
 
「羊水が少なくなって、赤ちゃんが苦しくなってしまったり、大きくならないのであれば、早めに出産をしてお腹の外で大きくしましょう、という判断することもあります。」
 
「でも現時点では危険な状態ではないから様子を見ましょう。」
 
 
それ以上の説明はなく、その日の検診はそれで終了。
それまでの検診では羊水の「よ」の字も出てきたことがなかったので、質問しようにも一体何を聞けばいいのか分からず呆然としてしまいました。
慌てて、帰りの電車の中で「羊水・少ない」と検索したのを覚えています。
 
 
 
インターネットで見てはじめて、
羊水には適量というものがあって、多すぎても少なすぎても良くないということを知りました。
そんなこと初めて知ったよ!親も周りのママ友もお母さん教室でも言われたことなかった!
 
羊水が少なすぎる場合、羊水過少症といわれます。
羊水は赤ちゃんを守るクッションのような役目を果たしているので、それが極端に少なくなると、赤ちゃんやへその緒が圧迫されてしまうという問題が出てきます。
 
 
へその緒が圧迫されると、血液の流れが悪くなるので、充分な酸素や栄養が赤ちゃんに届かずに赤ちゃんの健康が損なわれたり、発育が妨げられます。さらに、出産時は子宮が強く収縮するため、赤ちゃんが低酸素になり、仮死状態になることも。
 
赤ちゃん自身も子宮の壁に圧迫されているので、手足や関節が正常に発達せず、変形する可能性があります。
また、赤ちゃんは羊水を飲んで肺呼吸の練習をしながら肺の機能を育てているのですが、羊水が少ないとそれが出来ないため、肺が充分に育たず呼吸不全に。呼吸ができないということは、外の世界では生きていけないということ。
 
そもそも赤ちゃんの健康状態が悪かったり、先天性の障害を持っていることも多い。
といったことが書かれていました。
 
 
 
あまりに深刻な内容で、それまでお気楽な妊婦生活を送っていた私は正直めちゃくちゃびびりました。こわい。なんでこんなことに?
 
仕事で知らないうちにストレスがあったのかな、電車通勤で無理していたのかな、お腹が冷えていたのかな…
 
赤ちゃんが五体満足じゃなかったらどうしよう。と考えたことのないお母さんはいないと思います。
でも、いざ現実的な問題として突き付けられた時、私はどうしていいのか何も考えられませんでした。赤ちゃんが今まさにお腹の中にいるというのに。
 
 
なんとか悪化しないような方法がないか調べてみましたが、出てくるのは「安静にしておくこと」、「寝る時は体の左側を下にすること」、「水をたくさん飲む(なんと水を飲むと羊水が増えることがあるらしいのです!)」ぐらい。対症療法というか、しないよりしたほうがいいかな…程度のものでした。
 
それでも藁にもすがる想いで、
それから1週間、家事も最低限にして、水をたくさん飲んで、休める時はひたすら体の左側を下にして横になっていました。
 
赤ちゃん、どうか無事でいて。
 
 
 
1週間後、再び検診。37週。
「この前から羊水量は変わってないですね〜」
と言われてほっとしたのも束の間。
 
その翌週の38週の検診でまたどん底に落とされることになるのです。
それはまた次回の記事で。↓