大阪女の徒然日記

交際半年で復縁婚した三十路女が語る恋愛や結婚や育児・子育てのあれこれ

独女が仕事と結婚と出産と向き合うということ。

こんにちは。ママライターのゆきです。

 

先日のテレビ番組で、タレントの岡本夏生さんが「あなたには一生の不覚がありますか?」というテーマに対し、「閉経を迎える年齢となって子供を産めなくなったことに後悔している」と明かしたそうです。

 結婚や出産をいつでもできるものと思い、子供が産みたくても産めない人もいる中、自分は子供を産める体であったのにその頃には産まなかった。先祖たちが原始時代から戦って、2億年ものあいだ受け継がれてきた“いのちのバトン”を自分が閉ざすことになることを20代や30代のうちに気づけばよかった。

そして「結婚できる人は結婚してほしい」「健康な赤ちゃんを授かれる時間は短いんだから是非そうしてもらいたい」と続けました。

 

 

この発言は岡本夏生さんと同じ独女(独身女性)の方にどう受け止められるか気になった私。

私も昨年まではオーバー30の独女だったのですが、その頃の自分だったら「確かにそうだよな〜」と思ったかなぁ。というのも、なんとなく子どもを産んでみたいという気持ちがあったからです。

 

でも「なんとなく」ってのがポイントで。

自分の人生にとって、子どもを産むことが必要なのか、心の底から子どもが欲しいと思っているのか、それとも世間一般的なものに影響されているのか、なんだかよく分からなかった。だって経験したことがないんだもん。

確固とした信念とか強い意志とか、そこには存在していなかった。なのでなんとなく、だったわけです。

 

世の中にはそういう人ってたくさんいるんじゃないかなぁ。自分には子育てが出来るのかな?とか、今までの生活ががらっと変わるのが怖いとか。でも意外と気負わなくても大丈夫。妊娠するまでほとんど毎日飲み歩いてた私だって、なんとかお母さんやってます。

 

 

結婚や妊娠に対してこれまでどう思っていたかを振り返ると、私は結婚うんぬんというより子どもを持ちたいという気持ちのほうが大きかった気がします。

 

付き合う相手もいなくて、

「旦那さんと結婚生活を送っている自分」なんて全く想像できなかった数年前ですら、

「結婚しなくてもいいから子どもが欲しい。」とかなんとか言っていました。

いや、まず相手ありきなのに!

でも30を越えると都合が悪いことは考えないようになってくるんです、私はそうでした(笑)

女性は出産できる年齢がある程度決まっているから、結婚より何より出産したいという気持ちになったのかもしれません。

 

 

さて、私がなぜ都合の悪いことをシャットダウンするようになったかというと。

30過ぎた独女って、世間の風当たりが強い。

周りのせいにするのは良くないかもしれないけどさ、もうあれこれうるさいんですよ。性格が悪いから結婚できないんだとか、一人でなんでもやるから結婚できなさそう(だったらなんやねん!)とかさ。

たとえ自分が現状に満足していてもなんだかんだ言われるんですよね…心配なのは分かるけどほっといて欲しいと思うこともしばしば。

ゴチャゴチャ言うんやったら結婚相手連れて来てくれよと。

 

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でも、そんな時でも、周りの独女と話していて「?」と思うことがよくありました。それは、

「結婚なんかしなくても良いと思ってる。毎日楽しいし、働いてるから生活もしていけるし。」

「一人が気楽でいい。誰かと生活するなんて考えられない!」

といった発言。

 

この発言自体は「そうなんや。」で終わるのですが、数年前までは結婚したい!と言っていた人たちがそうやって言い始めることがあります。なんなんだろう、その言葉を聞いた時のもやもや感。心のざわざわ感。

人間だから当然、考え方が変わることがあるっていうのも分かる。だけど、その言葉を口にしている独女たちの顔は穏やかではありませんでした。そしてなんとも言えない、他を寄せ付けないような雰囲気を醸し出していました。

一人で生きていけるという強さをアピールしたいのかもしれないけど、叩かれるのを覚悟で書くと、自分が未婚の時でも「そんな負け惜しみみたいに言わなくてもいいのにな〜」と思ってしまっていた。ごめんよ、友達。

 

彼女たちが考えを変えてしまうほど周囲からの風当たりが強かったのか?

自分の思い描いていた未来と違っていることに苛立っているのか?

いずれにせよ、独女の道は厳しい。

 

 

でも、私は思います。

人が口にした言葉には力があります。

自分の本心でなくとも、何度も口にすることで、自分の意識下にその言葉が浸透していき、無意識のうちにその通りになるような行動をしてしまうものだと私は思っています。

だから、もし本気でそう思っていないのであれば、口にすべきではないなと。

 

そして。この言葉を聞いた人たちは、当然彼女は結婚したくないんだろうと思い、それ相応の対応をするようになります。結婚の話題を振ることもなくなるだろうし、出会いを提供することもなくなるかもしれません。

誰かと一緒に生活するための心配りや気遣いを持っていない人なんだな。とも思われてしまうかもしれません。

 

 

さらにもう一つ。

結婚と仕事は同じ土俵で語ってはいけない。

仕事しているからといって結婚しない理由にはならないと思う。いくら仕事で忙しいから、キャリアが大事だからといって、結婚と仕事の2つを天秤にかけて、どちらかしか手に入れられないなんてもったいない。いや、そもそも天秤にかけることでもないと思うのです。それに、むしろそういう能力が高い人には家庭でもその能力を発揮して欲しい!と仕事も家事も手際の悪い私は思っています(笑)

ただ、「子どもを産むか産まないか」は仕事にも影響を及ぼす大きな問題なので、しっかりと考えることが必要です。しばらく仕事を休まないといけなくなるので。

 

いずれにせよ、人生の選択肢が増えるのは素敵なこと。そして、そういった人生の選択を共に考え、共有できる相手がいるというのは幸せなことだと思います。

私が結婚して良かったなと思うのはそういった所です。困難なことがあっても、夫婦で力を合わせて乗り越えていけるという心強さを手に入れることができました。

 

 

私の周りにも素敵な独女がたくさんいます。

独身だからといって自分を卑下することもなく(そんな必要ないし当然のことです)、自分の気持ちに素直で、ありのままに生きています。そして、世間の声はうるさいけれど、さらっとうまく流しているようです。

せっかくの人生、後ろ向きな気持ちは置いておいて、自分らしく生きることが一番なんだなと彼女たちを見ていて思う私なのでした。

 

では今回はここまで。

ではまた!