大阪女の徒然日記

交際半年で復縁婚した三十路女が語る恋愛や結婚や育児・子育てのあれこれ

私が結婚を決めた理由。赤い糸はきっとある。

今週のお題「結婚を決めた理由」。私が結婚を決めたのは高校生の時、16年前のことでした。

16年前、「この人と結婚したい!」と思ったその人が今の夫です。

 

16年前、私の友達と夫の友達が偶然知り合い(ナンパ!)、仲良くなってキャンプをすることになりました。そこに呼ばれたのが私、夫、その他数人。合計10人ほどで大阪から滋賀県の琵琶湖に車で行き、一泊するという計画でした。

初対面の人の車に乗って一泊するなんて、今考えるとめっちゃ危ないやん!でもそういった冒険をしてみたい年頃だったんです。まあそれは置いておいて。

 

「はじめまして」もそこそこに、3台ある車に分乗して琵琶湖を目指すことに。

そこで私は迷うことなく「この車に乗る!」と最初から目をつけていた人の車に乗り込むことにしました。その車を運転していたのが夫。その時の彼の髪型がすごく大きなアフロで、“この人はきっとおもしろい人やわ”と思ったから。

 

当時はストリート系や古着系といったカジュアルなファッションが流行していて、大阪ではカジカジという雑誌が大人気でした。カジカジにはドレッドとかアフロといった個性的な髪型の読者がたくさん誌面に登場していたので、個性的=かっこいい・憧れという図式が出来上がっていた私。それで彼と仲良くなりたくて車に乗ることにしたのです。

さて、いざ車内で話をしてみると、そのまんまる頭の彼はとても心優しくて温かい純朴な青年ではありませんか!

雑誌に載っている人たちはみんなオシャレで自信に溢れていて、悪く言えばカッコ付けているような(ように見える)人ばかりだったので、ギャップにさっそくドキドキ。その夜は2人で砂浜に座り、湖を見ながら夜更けまでたくさん話しました

 

それが私たちのはじまりです。

すっかり仲良くなった私たちは、そのうち2人で遊びに行くようになりました。そして本当にたくさん話をしました。自分のこと、学校のこと、音楽のこと、洋服のこと、気になっているお店のこと、アルバイトのこと…そして彼は私に色んなことを教えてくれました。彼が教えてくれたことが今の私の一部を作っているといっても過言ではありません。

 

 

お互いに好意を持っているのはなんとなく分かっていましたが、何年もそれを明らかにすることが出来ませんでした。2人ともあまりに純情だったし、とても大切な関係だったからです。

ですが、出会って5年。彼が自転車で土手を走り、川を越えて、私に会いにきてくれた何度目かの夜、とうとう告白されることになったのです。(当時私は川のそばに住んでいて、彼の家からは川を越えないと会えませんでした。)

普段は電車で一緒に遊びに行くのに、最近やけに私の家の近くまで会いに来てくれるな、と不思議に思っていましたが、彼は私に告白しようと何度も川を越えたのだそうです。そして何度も言えないまま、また土手を走りました。思い立ったらすぐ行けるから、自転車を使ったのだと思います。

彼が緊張するのに合わせて私の胸も高鳴り、心は震えて口から心臓が飛び出そうになりました。私はどうにか「よろしくお願いします」と告げて、私たちはとうとう付き合うことになりました。

 

ところが、彼氏・彼女の関係は手を繋ぐこともままならないうちに終わってしまいました。

彼のことが大切すぎて、私の気持ちがうまくついていかなかったのです。私は彼に「恋人という風には見れない」といったことを言いました。そんなのあなたはただの友達だと言っているようなもの。本当はもっと深い想いがあったのに、うまく伝えられなかったのです。彼は私を責めるようなことは何も言わず、別れを了承してくれました。純情すぎる恋でした。

 

その後しばらくして、彼が仕事で東京へ行ったことを突然知りました。別れてはいたものの、ずっと大切な人だと思っていたので、前もって何も知らされなかったことがショックでした。それから時は流れてなんと8年!彼がやっと大阪に帰ってきたのです。私は30才、彼は32才になっていました。

そして昨年、彼と再会し、交際がスタート。交際半年で結婚しました。

 

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で、今回のテーマである結婚を決めた理由。

それは彼の人柄に惚れ込んで。

実は自分の父が自分の機嫌が悪いと怒鳴ったりする人だったので、絶対に優しい人と結婚すると決めていました。女はお父さんによく似た人と結婚すると巷では言われているけど、私は真逆な人と結婚しましたね…

彼が東京にいる間も、彼に似たような人を好きになって、でもやっぱり彼とは違う。優しい人はたくさんいるけれど、彼は純度の高い氷のように、本当に透き通った心の持ち主なんです。会ったことないけど、まるで天使みたい。こんなに純粋な人がおるんか!と驚くほど。私は心の中で奇跡の人格と呼んでいます(笑)

出会ってすぐ「この人と結婚したい」と思った時も、それから15年経っても、大都会で生活しても変わることもなく、ずっとまっすぐだった。

お金も大事だし、容姿も大事かもしれない。でも私は彼の人柄に惚れ込んで結婚を決めました。そして今、とっても幸せです!

 

 

以上、私が結婚を決めた理由でした。

今回はここまで。ではまた!