不倫の慰謝料ってどうやって決まるの?慰謝料に関するまとめ。
こんにちは。
ママライターのゆきです。
今回のテーマは不倫の慰謝料について!言葉はよく聞くけれどあまり知らない慰謝料の世界についてお話します。
ちなみに、以前の記事で法律には「不倫」という言葉がないということを書きました。正式には「不貞行為」と言います。
ただしこの記事では便宜上、不貞行為と同じ意味で不倫という言葉も使いますのでご注意を。
不貞行為については以前の記事を見てくださいね。
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不倫には慰謝料というキーワードが付きものです。では慰謝料って何なのか?というと、配偶者(結婚相手)の不倫によって受けた精神的苦痛に対して、配偶者とその相手に損害賠償を請求することが認められているというもの。
慰謝料の請求というと裁判をするイメージがあるかもしれませんが、口頭や書面で交渉するケースも少なくありません。
この場合、当人たちだけで交渉することもありますが、代理人として弁護士を立てて確実に対応することが望ましいようです。素人がうかつに手を出すと「言った」「言ってない」「聞いてない」「知らん」と事態がこじれる可能性が高いため。
裁判をする場合は、裁判所に「訴状」を提出することからスタートします。訴状には不貞行為の詳細と、慰謝料をいくら請求するか書いておきます。
裁判の場合、裁判官の和解勧告に応じるか、裁判官の判決を持って決着します。当人たちだけでも裁判はできますが、手続きがすごく難しくて大変らしいので、こちらも弁護士にお願いするのがおすすめ。
ところで、気になりませんか?不貞行為ってどうやって証明するの?考えてみただけで難しそうです。
というわけで調べてみたところ、
☆探偵・興信所←最強
裁判に有利になるような証拠を集めてくれます。これが一番確実。
ほかに自分たちで集められる証拠といえば、
★メール・LINE
愛人とのやり取りを写真に撮ったものなど。でも普通のやり取りだけでは不貞行為があったとは認められません。行為について直接的な内容が確認できないとダメだそう。
★写真・ビデオテープ
行為中の写真なんて撮れるわけがないし(違法にゲットした証拠は裁判所で証拠として認められません)、愛人の家を訪ねているところや旅行している写真は他の第三者がいた可能性も考えられるので証拠として弱いらしい。
★録音テープ
不倫を認めるような発言を録音するのも良い。でも声だけで本人だと分かるのか難しいところ。ちなみに電話の盗聴は違法なので証拠として認められません。
★ラブホテルの領収書&クレジットカードの利用明細
ラブホテルに滞在したということは不貞行為があったと推測されるので証拠になります。
確実な証拠となるとかなり難しいようなので、いくつもの証拠を総合して判断されるということですね。あと何度も言いますが、合法的に手に入れたものだけが証拠として認められるのでご注意を。何がなんでも真実をあばいてやる!と無茶をすると違法行為に手を染めてしまいそうです。
このように、不貞行為を証明するのはとても難しいのですが、不倫が原因で離婚をする場合は探偵などにお願いしてなんとか証拠を集めるべき。
もし不貞行為を証明ができない場合は「婚姻を継続し難い重大な事由」が離婚の原因となるため、慰謝料が少なくなったり、そもそも慰謝料が取れないこともあります。またこの場合、愛人への慰謝料の請求もできません。養育費や親権の決定にも影響が出ます。
最後に慰謝料の金額について。
決まった金額はありませんが、だいたいの相場はあるようです。
★不倫が原因で離婚した場合
200万円〜300万円
★不倫が原因で別居した場合
100万円〜200万円
★夫婦関係が継続される場合
50万円〜100万円
それに加えて、不倫していた期間、夫婦に子どもがいるかどうか、精神的苦痛の大きさなど、様々な事情によって金額が増減するそうです。
不倫の慰謝料請求って、ものすごく手間とお金と時間がかかるものなんですね。
以上、知っているようでよく知らない不倫の慰謝料についてでした。
今日はここまで。
では!